11月に読んだ本

11月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:4892ページ

NHKラジオ入門ビジネス英語 2009 11 (NHK CD)NHKラジオ入門ビジネス英語 2009 11 (NHK CD)
読了日:11月30日 著者:
「本の雑誌」炎の営業日誌「本の雑誌」炎の営業日誌
web本の雑誌でいつも拝見しているので、昔のまとめということで買ってみました。世の中には社長や経営者などの啓発本というものがあるが、僕は身近な存在でがんばってるような人が書いた本のほうがよっぽどためになる気がする。間違いなく考えさせられる。経営者本は得てして建前か奇を衒ったものになっている気がしてならない。さぁ、がんばろう。そして本を読もう。苗字が同じなので、中のイラストにとても愛着がわいたw
読了日:11月30日 著者:杉江 由次
戦う哲学者のウィーン愛憎 (角川文庫)戦う哲学者のウィーン愛憎 (角川文庫)
東大哲学科、法学部の2学科を卒業後、33歳でウィーンに留学。永遠の学生、長いモラトリアムが感じられる一冊。物事がうまくいくように考えるのではなく、考えた末に正しいのかどうかを考えて行動する著者は西欧人のアジア・アフリカ系の人に対する接し方にどうしても納得がいかず日々対立してばかり。僕は日本人的日本人だから空気を読んで、対立を避ける人間だ。対等に主張して渡り合っていくのってこんなにもつかれるのかとうんざりした。もちろん他人事として楽しんだ部分もあり。いろいろと垣間見れる一冊。表紙が御洒落。
読了日:11月29日 著者:中島 義道
旅の理不尽―アジア悶絶編 (小学館文庫)旅の理不尽―アジア悶絶編 (小学館文庫)
本書は旅本である。風のサラリーマン旅人タマキングとかいうふざけた人が書いた旅本である。『〜である。』というのがいささかうるさいかと諸君はおもうかもしれないが、タマキングの本に毒されるとこうなってしまうのである。まったくもって遺憾である。とりあえず面白いのだ。自費出版の先駆けであり、間違いなく無類の本だ。奇書だけどジャンルを切り開いてきている気もするそんな一冊。
読了日:11月28日 著者:宮田 珠己
闘う女。―そんな私のこんな生きかた (徳間文庫)闘う女。―そんな私のこんな生きかた (徳間文庫)
ダイエットがきっかけでキックボクシングを始める20代後半の著者(女性)。ダイエットして彼氏を作りたい、そんな思いとは裏腹にキック道を極めていく。アマチュアの試合に出場し、セミプロの話からプロ試験に話がとんとん進んでしまい、とうとう後楽園のリングにあがってしまう著者。その後、タイにわたりムエタイ道にずんずんずんずん進んで行ってしまう。いたって普通のOLでありきたりの理由で始めたキックですすんでいってしまう彼女。そんな過程が軽妙に描かれている。面白い本です。
読了日:11月22日 著者:下関 崇子
放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法放っておいても明日は来る― 就職しないで生きる9つの方法
上智大学での高野氏とその友人たちの対談形式の講義を書籍化した本である。そのご友人の方々がみんながみんな好きなことをとことん追っていってる人たちばかりだ。こんなこと書くと猛者ばかりなんじゃないかと思うけどそうではないようだ。そう著者は語る。僕が個人的にぐっときたのは『好きなことは必ずしも楽なことではない』という野々山氏の言葉だ。楽ではない生き方の人たちばかりだけど好きなことをやっている。そこに生まれる爽快感が本書には溢れている。放っておいても明日は来る。これはメッセージだ。
読了日:11月21日 著者:高野 秀行,二村 聡,下関 崇子,井手 裕一,金澤 聖太,モモコモーション,黒田 信一,野々山 富雄,姜 炳赫
極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫)極め道―爆裂エッセイ (光文社文庫)
小説から入ったのですが、この人の妄想力は日々こうして培われていたのかと思いながら拝見しました。ほんと、今や売れっ子ですもんね。けど、やっぱ文章がうまい。力みみたいなのを感じない性格を垣間見ました。
読了日:11月20日 著者:三浦 しをん
職業と人生 (善本選書 (4))職業と人生 (善本選書 (4))
読了日:11月19日 著者:佐藤 千寿
孤独のグルメ (扶桑社文庫)孤独のグルメ (扶桑社文庫)
基本的構成は一緒。メシ食い損ねる→うろうろ→店に入る機会も逸する→くう→ちょっとなんかある→食いすぎたor失敗した。的な感じだ。ただなんとなく気持ちはわかる。吉野家とかマックとかかなり大衆性がないようなとこで作ったらさらにシュール感があって面白そうだけれど。あとは地味に背景とかの絵がみてると「あぁ、ありそう」って思う。高崎大観音じゃんとか。背景が細かくて、人物が浮き出てないから孤独感がさらにでてるのかもしれない。
読了日:11月17日 著者:久住 昌之,谷口 ジロー
素晴らしきラジオ体操 (小学館文庫)素晴らしきラジオ体操 (小学館文庫)
ラジオ体操のキモっていうのは動きと動きのあいだにあるフッと力の抜ける『間』だったのか。戦後占領下においてラジオ体操がアメリカに禁止されたとは驚きだ。毎日かかさずラジオ体操を行うラジオ体操人がこんなにもうじゃうじゃとひっそりいたなんて知らなかった。相変わらず、なんでこんなこと調べてるんだろう高橋秀実氏は。まったくもってすばらしい本だ。
読了日:11月17日 著者:高橋 秀実
秘境駅へ行こう! (小学館文庫)秘境駅へ行こう! (小学館文庫)
行ってみなければわからないやってみなければわからない。秘境なんてあんがい近くにあるものなんだとおもっちゃいますね。見方がラジカルだから一風かわったところに魅力をみつけてしまうんですね。ありきたりでない日本ってこの本を読んでいるとゴロゴロその辺にころがっているんじゃないかって思う。パラパラめくると廃墟建築よりもうらさびれた駅舎を眺められておもしろい。
読了日:11月17日 著者:牛山 隆信
偏食的生き方のすすめ (新潮文庫)偏食的生き方のすすめ (新潮文庫)
闘う哲学者といわれる著者の偏食的な生き方を日記としてつづった一冊。とても面白いのだがなんて説明しずらい本なんだ。とにかく、偏食や騒音など一般の人々(マジョリティ)がさして気にならないことに、これでもかというくらい反発してしまう偏食家(マイノリティ)の著者。売れ筋の本よりも自分の好みの本を偏愛して読んでしまう人にはわかると思うが、その大衆意識に対してよくわからん的な気持ちを極限まで推し進めると本書が出来上がる気がする。ただ著者はもう途中から他人とのずれをあきらめている。もう、いいんだ感が溢れている。
読了日:11月16日 著者:中島 義道
奇食珍食 (中公文庫)奇食珍食 (中公文庫)
読了日:11月16日 著者:小泉 武夫
とんまつりJAPAN―日本全国とんまな祭りガイド (集英社文庫)とんまつりJAPAN―日本全国とんまな祭りガイド (集英社文庫)
スペインの牛追い祭り、イギリスのチーズ追い祭り、その他トマト祭りやペイント祭りが知られているが日本にもとんでもない祭りがあったものだ。なんというか不思議の国・日本って感じだ。ぜひこのマヌ景な祭りは後世に残して行ってほしいものだ。あと、祭り参加者とか見物に来た外国人に感想やらを聞きたいものである。
読了日:11月14日 著者:みうら じゅん
空からきた魚 (集英社文庫 ひ 27-2) (集英社文庫 ひ 27-2)空からきた魚 (集英社文庫 ひ 27-2) (集英社文庫 ひ 27-2)
著者はアメリカ出身で歌人または詩人である。言葉の持つニュアンスをすごいつかんでいる。ニュアンスって知覚するものでそういう体験をすごいしているし大事にしている人なのだろうと思った。本書を読んで目から鱗だったのは日本語の持つわずかな時数に情報だけでなく情景や心象、背景を圧縮できることがわかったことだ。その例として新聞の見出しの日米の違いを出したりしているが、ほんとにその通りだと思った。俳句や短歌の魅力ってそういうとこにあるんだろう。
読了日:11月14日 著者:アーサー・ビナード
必修208パターンを理屈で覚える!「ビジネス英語力」強化プログラム【初級編】(DVD-ROM付き)必修208パターンを理屈で覚える!「ビジネス英語力」強化プログラム【初級編】(DVD-ROM付き)
読了日:11月12日 著者:日向 清人
Business Word Power Compact―ビジネス英単語力をセルフ・チェック!Business Word Power Compact―ビジネス英単語力をセルフ・チェック!
読了日:11月12日 著者:増澤 史子
中国怪食紀行―我が輩は「冒険する舌」である中国怪食紀行―我が輩は「冒険する舌」である
著者の小泉武夫氏は食文化学の大家で発酵学に広く精通している。本書は中国を中心に日本、韓国の食文化を五感を総動員して比較している。とくに本書ではふんだんに写真が用いられているためかなり強烈なインパクトがあった。虫とか、蛇とか、ヤモリとか。ただ、食文化の発展の様子を過去の文献を例示して示しているので人類がゲテモノ食いから農耕、牧畜、食品加工と発展していく過程がつかめておもしろかった。さらに食医学や健康志向、味の追求への分岐とかにも議論が及んでいて「食べ物」という身近なものだけに興味がつきない一冊だった。
読了日:11月08日 著者:小泉 武夫
不味い! (新潮文庫)不味い! (新潮文庫)
スーパーの刺身を新鮮に見せる魔法の照明だったり、弁当の鮭は焼いてあるのではなくて蒸し上げてあったりしてとってもだまされた感がある。だけど本当に現代っ子の自分としてはそれすら普通になってきているんだもんな。人口イクラも本書で扱われていた。人口ネギトロ(ネギ+マグロ叩き+豚の脂肪)についてはないな。本書を読むと前出のようにそうそうそうなんだよって思うことがすごいあった。あとはカラスやセミに果敢に挑戦する先生に乾杯なのである
読了日:11月03日 著者:小泉 武夫
NHKラジオ入門ビジネス英語 2009 10 (NHK CD)NHKラジオ入門ビジネス英語 2009 10 (NHK CD)
読了日:11月02日 著者:
NHKラジオ実践ビジネス英語 2009 10 (NHK CD)NHKラジオ実践ビジネス英語 2009 10 (NHK CD)
読了日:11月02日 著者:
からくり民主主義からくり民主主義
本書の書評は村上春樹である。本書でもオームの上九一色村について扱っているからなのかな。本書は諫早湾干拓若狭湾原発銀座に沖縄の米軍基地問題などの騒動が一通りおちついたあとに取材に向かう感じである。「住民側でも賛成派と反対派に村は二分されています。」といううふうにTVでは言うがたいがいの場合けっしてそんなことはない。賛成、反対、どっちつかずがやはり正しいし、二分してしまうのはメディアや世論、国だったりする。案外その中で現地の人はたくましくしたたかに生きているのが感じられて面白い。現地ではなく外野主導なのだ
読了日:11月02日 著者:高橋 秀実
はい、泳げません (新潮文庫)はい、泳げません (新潮文庫)
泳げない人が泳げるようになるのはやはり非常に難しいようだ。まず第一に「泳ぐ」行為はスポーツではなく車や自転車に乗る行為のように体得するものだからだ。水も怖く、数メートル進むと立ち上がってしまう著者がきれいに50mまで泳げるようになるまでのサクセス本。読んでいただかなくてはわからないが哲学的に頭で考えて泳げるようになる本である。僕にとっては泳げない人の気持ちがわかる一冊でした。
読了日:11月01日 著者:高橋 秀実

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