1月に読んだ本まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:32冊
読んだページ数:7564ページ

中国ひとり突撃旅行記―カネなしコネなしアテもなし (光文社文庫)中国ひとり突撃旅行記―カネなしコネなしアテもなし (光文社文庫)
大連にあるモデル養成学校を訪れる著者。中国にもそういうところがあるんですね。永定県の土楼に訪れたときの話がえてきたのだけれど、いってみたいなぁ。
読了日:01月31日 著者:大原 利雄
旅行人161号旧ユーゴを歩く〜クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネグロ、コソヴォ旅行人161号旧ユーゴを歩く〜クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネグロ、コソヴォ
読了日:01月31日 著者:蔵前 仁一,渡邉 義孝,森 優子,杉江 真理子,石井 光太,小島 剛一,井生 明,田中 真知
漁師の知恵袋・魚の捌き方食い方 (講談社プラスアルファ新書)漁師の知恵袋・魚の捌き方食い方 (講談社プラスアルファ新書)
千葉県館山にある半島の付け根に位置する香に住む著者。翻訳や物書きを生業にしながら当地の海に魅了されて、兼業漁師となって四半世紀。スーパーや市場に出回らない魚のとり方→食べ方などがのっていてすごいおもしろい。マンボウの刺身、絶品マトウダイ、イセエビよりおいしいヤドカリ。キタマクラも食べられるとは思わなかった。本作で一番食べてみたいと思ったのはマンダイ。マンボウみたいな外観で赤や紫をしているらしい。その身は大トロを凌駕するらしい。もちろんめったに食べられない。あぁ食べてみたい。
読了日:01月30日 著者:岩本 隼,作場 知生
ニューギニア水平垂直航海記 (小学館文庫)ニューギニア水平垂直航海記 (小学館文庫)
一般人女性が唐突に自分探しの旅として、油壺から八丈島、小笠原、マリアナ諸島を経由してパプアニューギニアまでクルージングしてしまう。そして当地で未踏破の山を登頂しにいってしまう。尾籠な話が多いけどたしかに切実さを感じた。25度くらいの倒れこみをするヨットのなかでどうするか。4200mの崖をロッククライミング中はどうするか。切実である。また、現地のガイドや原住民、イミグレとのやり取りも早稲田大学探検部的なノリでハプニングだらけ。なかなか読みごたえありました。
読了日:01月29日 著者:峠 恵子
吉田自転車 (講談社文庫)吉田自転車 (講談社文庫)
自転車に乗ったおでかけエッセイ。表紙が気に入ったという理由で購入。マウンテンバイクにしいたけである。まったく意味がわからない。タイトルも著者名も吉田自転車、吉田戦車である。意味がわからない。かなり私事ですが、最近イラスト入りの文庫が徐々にお気に入りになりつつある。えっとぉ、感想、本書、むずし。
読了日:01月29日 著者:吉田戦車
河童のタクアンかじり歩き (文春文庫)河童のタクアンかじり歩き (文春文庫)
表紙にこんなことが書いてある。「書店さんへのお願い。これはタクアンの漬け方を書いた本ではありませんので、食べ物の本のコーナーに並べないでください」。そのとおりで本書はタクアンを媒体にしたエッセイ集である。網走刑務所のタクアンあり、人工透析あり、塩の製法ありとバラエティに富み、精密なデッサンとともにさまざまなことがかかれていておもしろい。ホリプロの社長(前社長なのかも)がタクアン通だったり、自家製タクアンが一番と思っている人はけっこういるのだと思った。読んでいるとなぜかタクアンが食いたくなってくるのだ。ポリ
読了日:01月29日 著者:妹尾 河童
笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記 (講談社文庫)笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記 (講談社文庫)
文章が軽妙で面白い。カイチュウやキセイチュウの話が出てくるけれど写真がなかったのでなんとか読むことができました。と個人的に思ってしまった。読了後にサナダムシ画像を見たけどほんときしめんみたいだった。ほかのはちょっとおぞましくてやっぱり厳しかった。熱帯地方への駐在員や有機栽培野菜、踊り食いなどなどによって近年虫にかかる例が増えているそうだ。犬、ねこ、ヒトのフンをがんばって集めている寄生虫学者に最大限の敬意を賞したいと思ってしまった。
読了日:01月28日 著者:藤田 紘一郎
シェルパ斉藤の東海自然歩道全踏破―213万歩の旅 (小学館文庫)シェルパ斉藤の東海自然歩道全踏破―213万歩の旅 (小学館文庫)
東海自然歩道、総距離1343kmの踏破の日々がつらつらとつづられている。歩いているときよりもその道中でであった人やハプニングのほうがメインっぽかったりw。今、『レンザブロー』の連載で宮田珠己氏が『だいたい四国八八ヶ所』を連載しているけれど雰囲気はそれにかなり近い。もちろんどっちも面白いのだけれどどっちも著者の性格がでていて面白い。ただ共通するのは、歩行がメインなのに脱線して、カヌーとか山登りとか自転車がメインの回がかなりあることだ。そのときの文章では『この日のために四日間で間に合わせて歩いてきた』とかくら
読了日:01月28日 著者:斉藤 政喜
犬連れバックパッカー―シェルパ斉藤と愛犬ニホの「行きあたりばっ旅」 (ビーパル・ブックス)犬連れバックパッカー―シェルパ斉藤と愛犬ニホの「行きあたりばっ旅」 (ビーパル・ブックス)
読了日:01月26日 著者:斉藤 政喜
シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅〈4〉 (小学館文庫)シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅〈4〉 (小学館文庫)
青森には八戸以外に一戸から九戸までがあるらしく、今回はその町をめぐる著者。その途中である女性に声をかけられる。その女性の主人は著者のファンで後天的に失明をした人だった。著者の朗読テープを持っており、それにめぐりあうっていうのはなんかすごいと思った。それをきっかけにして自作で朗読テープを作成しはじめたらしい。旅とはぜんぜん関係ないところでちょっと感動しました。
読了日:01月25日 著者:斉藤 政喜
知的財産管理技能検定 2級実技スピード問題集 予想問+過去問〈2010年度版〉知的財産管理技能検定 2級実技スピード問題集 予想問+過去問〈2010年度版〉
読了日:01月25日 著者:
シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅〈2〉 (小学館文庫)シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅〈2〉 (小学館文庫)
耕運機に乗って旅(表紙の写真参照のこと)とかまったくこの人はなに考えてるのかまったくもってまぬけいで最高だと思う。文章も平易な文章だし、他のバックパッカーが極寒テント泊をするなか自分は一宿一飯をよばれるなどのときに些細なうしろめたさとかを謙虚に語るところに作者の人柄がでているようでなんかにくめない。あほうなことを全力でやっている人のことを知るのは本当に愉快だなぁ。
読了日:01月21日 著者:斉藤 政喜
孤独について―生きるのが困難な人々へ (文春新書)孤独について―生きるのが困難な人々へ (文春新書)
自分以外の他人に関わりあって生きることに生きずらさを感じている人にとっては読むとそうだなぁー。って思うことがある本だと思う。利己的で、反社会的で嫌に思う人も多い本でもある。もともと作者は前者の人のみに対して書いているし、批判をもろともしない。それも全部覚悟の上に納得して書いているにちがいないと思う。少し参考になる部分もあり、自分自身はそこまではとてもじゃないけど真似できないと思うこともある。社会とのかかわりあいの中で遭遇する理不尽なことについて、折り合いをつけるのが苦手な人には参考になる気がする。文章、言
読了日:01月21日 著者:中島 義道
間取りの手帖remix (ちくま文庫)間取りの手帖remix (ちくま文庫)
まったくもって面白い間取りが多かった。なにがどうしてこんな間取りになったのか後から無理やりくっつけたりしたんじゃないかと疑いたくもなる。ベランダにお風呂とか、トイレのドアなしとかきっとデザイナーズマンションかもしれないけれど間取り上は珍妙この上なし。数年前の一時期東大建築科の知り合いがいましてゼミか研究室で製図をもとにクラフトから模型を作成する課題で、入口なしとかミニモニハウスとか際物系がわりとでてくるということを聞いたことがある。ふざけて製図してできた物件たちであるなら設計者は愉快千番であろう。
読了日:01月20日 著者:佐藤 和歌子
ウッふん (講談社文庫)ウッふん (講談社文庫)
寄生虫学、熱帯医学等の博士である著者は熱帯地域の国々をまわり、原住民の住む村々をフィールドワークの場としており、その話がとてもおもしろい。題号からもわかるように三島由紀夫氏的に言うならば『尾籠な話ではありますが・・・』的な話ばかりである。しかし、医師である著者の科学的、経験的に示される尾籠な話はおもしろいしためになる。本書ではないが、著者は日本で絶滅しかけているサナダムシを自分の体内に飼ったというまさにつわものなのだ。
読了日:01月20日 著者:藤田 紘一郎
知的財産管理技能検定 2級学科スピード問題集〈2010年度版〉知的財産管理技能検定 2級学科スピード問題集〈2010年度版〉
読了日:01月19日 著者:TAC知的財産管理技能検定講座
シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅〈3〉 (小学館文庫)シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅〈3〉 (小学館文庫)
読了日:01月16日 著者:斉藤 政喜
シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅 (小学館文庫)シェルパ斉藤の行きあたりばっ旅 (小学館文庫)
メインは日本を旅した紀行文なのだけど、やってる旅があほすぎる。いや、すごいけど、まねはできない。東京→雲仙ヒッチハイクの旅、北海道縦断わらしべ長者の旅、トカラ列島・漁船ヒッチハイクの旅、東京発蔵王行・路線バス乗り継ぎの旅などなど。ここで文章となっていないようなボツネタの旅とかもまちがいなく多いのだろうと推察される。笑えて、面白い。
読了日:01月15日 著者:斉藤 政喜
わからなくなってきました (新潮文庫)わからなくなってきました (新潮文庫)
着眼点と切り出しはおもしろいエッセイ。しょうしょう時事ネタがはいっているためにどうしても昔すぎてついていけなかったり、『検索』というシステムが確立する前のネット社会とかでてきたりした。文字を打つのはワープロで的な。竹中直人と著者は同期でなりきり松田優作とかしていたりとかといった話は面白かった。
読了日:01月13日 著者:宮沢 章夫
旅で眠りたい (新潮文庫)旅で眠りたい (新潮文庫)
気負わず自然体で無理のないバックパッカーのクリーンなイメージを想起させられて、久しぶりにイッキ読みしてしまった。単にうらやましくもあるのと、気負いがかんじられない文体がすいすいとくりだされていたからかもしれない。ぜひ他の本もよんでみたい。
読了日:01月12日 著者:蔵前 仁一
驚異への旅 新撰「世界七不思議」 (文春文庫―ビジュアル版)驚異への旅 新撰「世界七不思議」 (文春文庫―ビジュアル版)
読了日:01月12日 著者:
パタゴニア―あるいは風とタンポポの物語り (集英社文庫)パタゴニア―あるいは風とタンポポの物語り (集英社文庫)
自分を主人公にした物語のようなパタゴニア紀行記。「僕」と「妻」の関係や平凡なサラリーマン、平凡な家庭から自分で舵をとる生活へと進む変遷もかかれており、少し感傷的なたびでもあるのだ。個人的には34歳まで会社員をして、そのあとに世界中をあちこち飛び回るようになったのかと驚いた。27歳まで九州をあちこちいって「思えば遠くまできたものだ」といっているひとがこんな人生を歩み始めたのにおどろいたのだ
読了日:01月12日 著者:椎名 誠
メコン・黄金水道をゆく (集英社文庫 し 11-30) (集英社文庫 し 11-30)メコン・黄金水道をゆく (集英社文庫 し 11-30) (集英社文庫 し 11-30)
連載を抱えながらもひたすらに旅先で筆を動かすことがシーナ氏の日常のようだ。自然体のゆるい文体はあんがいこの辺りからきているのかなぁと思った。(←この表現よくご利用になられている。) 写真がやっぱり魅力的だな。メコン川をカヌーでくだるのかと思ったけどやっぱりそれはむづかしいんだね。中国くんだりからベトナムまで、メコンでつながった紀行記とかってないのかなぁ。
読了日:01月10日 著者:椎名 誠
ぶらぶらヂンヂン古書の旅 (文春文庫)ぶらぶらヂンヂン古書の旅 (文春文庫)
旅行+○○めぐり なんて最高のたびのオプションだと思う。全国の古本屋マップ買おうかな。逆もまた可だなぁ。古本+旅。これもまたよし。ちょっと手間がかかるけれど本当に楽しいことを旅行にくみこむのっていいかも。図書館めぐりとかもありかも。
読了日:01月08日 著者:北尾 トロ
でか足国探検記 (新潮文庫)でか足国探検記 (新潮文庫)
パタゴニアを中心に帆船の旅に向かうが様々なアクシデントの末に、チリやアルゼンチンをぐるぐるまわることに。ペンギンやゾウアザラシなどの動物たちや壮大なパンパ(草原)、海、空の自然の中でいきいきとした筆使いで思ったことが飛翔する。旅行記というよりは、旅(基礎)+エッセイといったかんじ。焚き火の考察が面白かった。
読了日:01月08日 著者:椎名 誠
食う寝る坐る永平寺修行記 (新潮文庫)食う寝る坐る永平寺修行記 (新潮文庫)
出家の後の修行という未知の領域を垣間見たけれど、想像していたものとまったく違って驚いた。徹底的に奪われる行為が修行なんだろうか。うぅむ。世の中の見方が変わるような体験であるのは間違いないな。著者があまりに繊細である人間で、実直に物事を受け止めてしまう人であるように思えた。
読了日:01月07日 著者:野々村 馨
地獄のドバイ―高級リゾート地で見た悪夢地獄のドバイ―高級リゾート地で見た悪夢
表紙のインパクトにより読むのを敬遠していましたが、著者がドバイにて味わった理不尽の極致には本当に笑った・・・いや同情する。まぁ、発展の裏で地獄のようになっているような所って程度の違いはあれどどこにでも存在しているものだと思う。システムや資源、マネーを使う側と一資源として使われる側では雲泥の違いがあるんだなぁっと思った。結局のところ会社もそうだし。とりあえず、著者が無事に帰ってこれて良かった良かった。
読了日:01月06日 著者:峯山 政宏
草の国の少年たち草の国の少年たち
草の海の広がるモンゴルをモノクロの写真とともに思ったことを椎名さんがつづる。馬に乗ったり、羊を屠ったりする生活のなかの一端がのぞけて違う世界だなぁと思った。少年少女を映した写真のなかで、遠くにゲルを臨みながら手前で遊ぶ三人の少年たちがおしっこを催したり、う○ちを大草原でしている写真になんかおぉぉっとなった。尾籠な話ではありますが、野糞のレベルがちがうと。
読了日:01月06日 著者:椎名 誠
『十五少年漂流記』への旅 (新潮選書)『十五少年漂流記』への旅 (新潮選書)
シーナさんの紀行記は実はまだまだ2回目くらい。本書では旅自体を楽しむのと童心に戻って本の世界を実際に旅をするみたいでほんとに楽しそうだった。圧倒的なスケールのなにか(自然とか)を描写するのってむっかしいと思うけどそういうとこをシンプルにしめしてくれていてすごく好感度高し。少年のような文体と少年のようなラジカルな思索が魅力的な一冊。
読了日:01月03日 著者:椎名 誠
NHKラジオ入門ビジネス英語 2009 12 (NHK CD)NHKラジオ入門ビジネス英語 2009 12 (NHK CD)
読了日:01月02日 著者:
NHKラジオ実践ビジネス英語 2009 12 (NHK CD)NHKラジオ実践ビジネス英語 2009 12 (NHK CD)
読了日:01月01日 著者:
ぼくはオンライン古本屋のおやじさん (ちくま文庫)ぼくはオンライン古本屋のおやじさん (ちくま文庫)
オンラインの本屋や古本のページはまだまだ実はあまりみたことがないのでお気に入りとかをぜひみつけてみたい。本書での『杉並北尾堂』は現在もけっこうおもしろいし、長野のほうに本の街を作るプロジェクトを始めていたりしておもしろいなーって思う。あと、新刊って日に単純計算で200冊出ててそのなかの売れないですぐ消えてしまうような本を目録にするのはやっぱり興味深いし、絶対一人では見切れない。そういう売れないけど面白い本にはぜひ出会いたいと価値を感じてしまいます。
読了日:01月01日 著者:北尾 トロ

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