12月に読んだ本

12月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:4130ページ

身長文庫身長文庫
マツコデラックスの身長と横幅のでかさが半端なくて笑った。デラックスに恥じないデラックス具合だった。キングの比較項目で、カズとかと比較してヘラクレスオオカブトとかも比べられててくだらなすぎ。ホントツボ。くだらなーーい
読了日:12月30日 著者:日本たけくらべ協会
しをんのしおり (新潮文庫)しをんのしおり (新潮文庫)
『人生激場』にひきつづき、エッセイは2冊目。『まほろ』や『月魚』とかにただよう雰囲気の発信源となる妄力がこんなところに。。。というのと流れるような文体がここちよい。もちろん途中の漫画ネタの内輪ネタのもりあがりにはただただ傍観なのですが。『超戦隊ボンサイダー』ってネーミングセンスが最高です。
読了日:12月28日 著者:三浦 しをん
ピビンバの国の女性たち (講談社文庫)ピビンバの国の女性たち (講談社文庫)
読了日:12月24日 著者:伊東 順子
生きにくい…―私は哲学病。 (角川文庫)生きにくい…―私は哲学病。 (角川文庫)
哲学を一種の病と考えた童話から本書は始まる。日本的な「みんな中心主義」と「自己中心的主義」の対比はあるなぁーって思った。みんなという和の範囲内でうまくふるまっていく宿命にあるのだなぁ。一時期よりも著者の本を読むのがつらくなった。とても良いことだと思う。
読了日:12月22日 著者:中島 義道
醜い日本の私 (新潮文庫)醜い日本の私 (新潮文庫)
不快感などの感受性の日本的な部分における示唆には同意できる点があります。もちろん中島義道氏ほどずれてはいませんが。接客態度等でのシステマチックさ、ある種の壁を作る感じ等においてもはっとした。しかしながら、本当に過酷に生きていらっしゃることだ。大衆の目、とか周囲の雰囲気が常に正しいわけではないこと、多様性の認識の大切さは人口が減っている日本においては見直されてくるのかもしれない。
読了日:12月18日 著者:中島 義道
寺暮らし (集英社文庫)寺暮らし (集英社文庫)
なにを書いてもさらっとしてからっとしてぱりっとしている雰囲気が文体から伝わってくる地域雑誌『谷根千』編集者の日常をつづったエッセイ。寺暮らしを実際にしている作者。いままでの猛烈に忙しい編集、子育て、書評等々の仕事を寺という浮世離れした暮らしからふっと客観視している感じだった。もちろん実際に寺の境内に暮らしているのですが。一種の潔さと人情が同居している点でとても好感が持てた。
読了日:12月17日 著者:森 まゆみ
戒厳令下チリ潜入記―ある映画監督の冒険 (岩波新書 黄版 359)戒厳令下チリ潜入記―ある映画監督の冒険 (岩波新書 黄版 359)
解説を読んでチリの当時の政治状況をつかんでから本篇を読めばよかった。乏しい知識が恥ずかしい。チリから亡命ののち独裁政権下で帰国できない身となった映画監督が厳戒令下の状況で当地の貧困層から富裕層、レジスタンスから大統領府まで広範な撮影が行われている。緊張感や臨場感がすごい伝わってきてとてもおもしろいルポ、ノンフィクションだと思いました。
読了日:12月13日 著者:G.ガルシア・マルケス
裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)
率直に裁判の傍聴ということを知り、ちょっと関心した。傍聴席に誰もいない裁判のけだるさが本書でもかかれていた。就業時間内におわしたい裁判官の心理もわかる。そういう意味で裁判員が入るほうが良いというのもマニアの意見としてあった。うぅん、それだけが尺度ではないし、重大な裁判の場合は考慮されていないし、善し悪しは両方あるんだろうな。
読了日:12月12日 著者:北尾 トロ
人生を“半分”降りる―哲学的生き方のすすめ (新潮OH!文庫)人生を“半分”降りる―哲学的生き方のすすめ (新潮OH!文庫)
氏の本は読んで疲れます。ただ、共感ができる先人の言葉(ニーチェ等)が多く引用されていて、ぜひその言葉をボヤいてみたいものだと思う。生き方の終着点として、本書でいう半分降りるのはぜんぜんありだと思った。
読了日:12月11日 著者:中島 義道
世界でもっとも阿呆な旅世界でもっとも阿呆な旅
タイトルにがしっときた!! 阿呆さも内容をいっぱつで理解できる。『エロマンガ島』を筆頭とする珍名地を訪れ、作者の写真で埋め尽くされている。なんて阿呆な。ちなみにネット本です。気になった方は『世界の「珍名」所大集合』でぐぐってください。
読了日:12月10日 著者:安居 良基
旅行人156号ビルマ東西南北ミャンマーへの旅旅行人156号ビルマ東西南北ミャンマーへの旅
高野氏、タマキング目当てでアジア文庫にて購入しました。旅行人っておもしろい!旅行したくなる本だ。現地の生な感じが伝わってくる。写真もカラーで大きくつかわれてるからエッセイ+写真でとても楽しい。今のガイドブックはなにかにつけて、値段と宣伝が付いてまわるけど、そういうのがないほうがやっぱ魅力的。最新巻もぜひほすぃ。
読了日:12月08日 著者:瀬川 正仁/高野 秀行/吉田 敏浩
人生激場 (新潮文庫)人生激場 (新潮文庫)
すごいな。日常の仔細なことを書き綴って、かつ面白く仕上げるのってほんとすごいと思う。まず、しをん氏はなんらかの敏感センサーが内蔵されているだろう、それを増幅させるトランジスタが内蔵されているだろう。そして、それをおもしろくするなんらかのフィルターを透過させているのだろう。悔しいから理系知識かもす俺様。いやー、くるっくるしています本書。言葉に関する敏感さというのは各エッセイの節々に感じました。
読了日:12月08日 著者:三浦 しをん
ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)
人づきあいに煩わしさをしたり、嫌われたくなくて尻込みする自分には共感できる本だった。この人の本はいつも実践・哲学みたいな感じがする。活かし方は個々人によるのだろうけれど。抽象化にちょっとついていけない時があるけれど、今までの短い人生経験に照らし合わせて思い当たる節みたいなことを感じる。共感を覚える人もいれば、徹底的に受け付けない人もいるのだろうな、この本は。
読了日:12月06日 著者:中島 義道
FUTON (講談社文庫 な 70-1)FUTON (講談社文庫 な 70-1)
『蒲団』という作品を焼きなおしてこんなに面白いのっていうのはやっぱりすごい腕を持った作家さんだな。原作を知らないのがちょっともったいなかった。もちろん知らなくても十分に楽しめる作品であることは間違いない。作品の世界感がすごい立体感を伴っている感じがした。こういう小説は好きだ。『日本奥地紀行』に対する『イトウの恋』も気になる。ぜひ読んでみたい。
読了日:12月06日 著者:中島 京子
世界が私を呼んでいた!―旅行人傑作選〈2〉 (旅行人傑作選 (2))世界が私を呼んでいた!―旅行人傑作選〈2〉 (旅行人傑作選 (2))
日本人はほんとうに世界中の到るところに行っているんだな。旧ソ連から独立したカルムイク共和国の文通している知り合いに会いに行くとか。そんな国全然知らないよ。地球上にあるのかぁ。へぇー。旅自慢ばっかだし、ちょっと意識過剰かなぁ、とは思うけど。ぱらぱら見るとおもしろい。
読了日:12月05日 著者:
働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫)働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫)
厳密に物事をとらえようとすればするほど世の中矛盾したり、理不尽に感じることはままある。そこまでは結構多くの人が至るところ、哲学者はそのさらに奥にすすむんだな。引きこもり中または予備群の人も得てしてその先に進む。そうすると頭だけでぐるぐる考えてしまう。それは健全なことじゃないと本書ですごいわかった。先に進まずにそれでも自分を納得させたりして働く人には本書は必要ない。それでもどうしても考えてしまってもういやだって人のための本ってことなのかな。
読了日:12月02日 著者:中島 義道
NHKラジオ実践ビジネス英語 2009 11 (NHK CD)NHKラジオ実践ビジネス英語 2009 11 (NHK CD)
読了日:12月01日 著者:

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